BABY METALはメタルとアイドルの融合で話題となり、いまや世界から注目を浴びる異色の女性メタルダンスユニットです。
今年結成10周年を迎えるBABY METALですが、2020年の紅白歌合戦への初出場も決まり話題になっています。
ということで、今回はそんなBABY METALの経歴を詳しくご紹介していきます!

BABYMETALのメンバープロフィール/経歴
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BABY METALは2010年に芸能事務所アミューズの社員のKOBAMETALが仕掛け人となって結成されました。
KOBAMETAL自身がメタルとアイドルが好きだったことと、当時すでに同事務所のPerfumeがテクノとアイドルの融合で活躍をしていたこともあり、アイドルとメタルの組み合わせを思いついたそうです。
BABY METALは2010年にアイドルグループ「さくら学院」の派生ユニット「重音部」として活動をスタートしています。
メンバー選出にあたって、さくら学院の一員だった中元すず香(SU-METAL)の声がKOBAMETALの目にとまり、その周りを取り囲む天使が踊るというコンセプトで菊地最愛(MOAMETAL)と水野由結(YUIMETAL)が選ばれました。
「ヘビーメタル」をもじって、そこにBABYの可愛さを加えた「BABY MATAL」というグループ名も決まり、2013年にはシングル「イジメ、ダメ、ゼッタイ」でメジャーデビューしました。
翌年の2014年3月には日本武道館で2日間の単独ライブを行い、女性アーティストの最年少記録を樹立しています。
2014年以降は海外武者修行として活動の場を海外に広げ、アメリカ、イギリスなど6か国のワールドツアーを決行しました。
ファーストアルバム「BABY METAL」はアメリカのビルボードチャートにランクインするなど、早くも話題に。
そして、あのレディ・ガガの北米公演のオープニングアクトをつとめるなど、着実に海外での知名度上げていきました。
その後も、セカンドアルバム「METAL RESISTANCE」がアメリカのビルボードチャートで53年ぶりとなる日本人TOP40入りの快挙や、日本人初のイギリスウェンブリーアリーナでの単独ライブの開催など数々の記録を打ち立てていきます。
そんななか2018年にはYUI-METALのグループ脱退が発表されました。
2020年の現在はSU-METAL、MOAMETALの2人に、サポートダンサーを加えて活動をしています。
そんな話題に事欠かないBABY METALですが、結成時メンバーSU-METAL、MOAMETAL、YUIMETALのプロフィールを紹介します。
SU-METAL
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本名:中元すず香(なかもとすずか)
生年月日:1997年12月20日(23歳)
出身地:広島県広島市
担当:ボーカル、ダンス
3歳の頃からモデルの活動を開始し、8歳の時に第4回アルパークスカラシップオーディションでグランプリを獲得したことをきっかけにアクターズスクール広島に入学。
2007年にはアミューズのスターキッズオーディションで準グランプリを受賞し、アミューズへ所属することになり、アイドルユニット「可憐Girl’s」「さくら学院」のメンバーとして活動をしていました。
好きなアーティストはアクターズスクール広島の先輩でもあるPerfume。
SU-METALは3姉妹の末っ子で、姉は元乃木坂46の中元日芽香です。
そして、父親も元プロのミュージシャンで「フリーガンズ」というバンドで活動をしていました。
アイドルだった少女がメタルユニットのボーカルとして転身し成功できたのは、父親の存在や影響も大きかったのかもしれませんね。
MOAMETAL
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生年月日:1999年7月4日(21歳)
出身地:愛知県名古屋市
担当:スクリーム、ダンス
アイドルグループ「さくら学院」のメンバーとして活動を始め、「バトン部」「クッキング部」などの派生ユニットにも参加していましたが、そのなかの「重音部」に参加したことでBABY METALのメンバーになることなりました。
小さいころにバレエやテニス、体操、水泳などの教室に通っていたそうです。
BABY METALでのパフォーマンスの高さは、そういった運動経験が生かされているのではないでしょうか。
運動だけでなく勉強も得意で、全国学力・学習状況調査の国語ABでほぼ満点の成績をとったこともあるのだとか。
YUIMETAL(2018年10月脱退)
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生年月日:1999年6月20日(21歳)
出身地:神奈川県
読者モデルなどの活動をへて、アミューズに所属しました。
さくら学院ではMOA-METAL同様、「バトン部」や「クッキング部」にも参加していましたが、「重音部」にも参加しBABY METALとしての活動をすることに。
2017年12月から体調不良のためBABY METALの活動休止し、2018年10月にアミューズの公式サイトでBABY METALからの脱退を発表しています。
BABYMETALのサポートダンサーのプロフィール/経歴
BABY METALはステージ上でボーカルのSUE-METALを中心に、ダンサーとしてMOAMETALとYUIMETALが左右に配置されたシンメトリーでのバランスの取れたパフォーマンスがひとつの特徴でした。
YUIMETALの活動休止、脱退もあり、その後のライブではサポートダンサーを迎え活動をしています。
そのサポートダンサーにも名前が付けられていますのでご紹介します。
アベンジャーズ
YUI-METAL脱退後のツアーからサポートダンサーとして加わることとなった3名にアベンジャーズと名づけられました。
各公演ごとにメタルの神「キツネ様」のお告げによってアベンジャーズの中から1人が選ばれ(召喚され)、SU-METALとMOAMETALとともにステージに立っています。
アベンジャーズのメンバーはアイドルとしての活動経験のある鞘師里保、藤平華乃、岡崎百々子の3人が選ばれています。
鞘師はアクターズスクール広島時代にはSUE-METALと一緒のユニットを組んだ経験もあり、その後はモーニング娘。で、活動をしていました。
藤平と岡崎は、BABY METALを生み出したさくら学院の元メンバーでもあり、岡崎は博多華丸の次女です。
THE CHOSEN SEVEN
2017年にYUIMETALが活動休止の状態で開始した海外ツアーに登場しました。
このツアー自体「ダークサイド」をテーマにかかげ、それまでのBABY METAL3人での活動を「ライトサイド」としたのに対し、そのカウンター的な位置づけとしてTHE CHOSEN SEVENが登場しています。
7名のメタルの魂としてTHE CHOSEN SEVENの物語が存在すると紹介され、元のメンバー2人に5人のサポートを加えた7人とみられています。
BABYMETALの神バンド(バックバンド)のプロフィール/経歴
BABY METALのライブの演奏は、神バンドと呼ばれるバックバンドの演奏と、ステージ外のマニピュレーターからの音を同期させて作られています。
神バンドはギター2人、ベース1人、ドラム1人で構成され、メタルバンドらしく白装束や仮面などを着用してステージに登場しています。
それでも神バンドの演奏はアメリカの音楽雑誌「ビルボード」で「バックバンドが恐ろしいど上手い」と評価されたこともあるほどです。
BABY METALの音楽がメタルファンにも受け入れられる理由は、演奏面でのレベルの高さも一つの要因なのではないでしょうか。
メンバーは公演ごとに入れ替わる方式ですが、メンバーはヘビーメタルバンドでの経験のある者や専門学校で講師でも活動している者など、一線で活躍するミュージシャンが参加しています。
2019年のツアーからは西の神バンドと称するバンドも登場しています。
まとめ

BABY METALは仕掛け人のKOBAMETALとSU-METALとの出会いから始まりました。
日本のアイドル業界は、ざまざまなグループが乱立し玉石混交のなか、BABY METALはアイドルとメタルの融合というユニークな組み合わせで話題を呼びました。
日本特有のアイドル文化を引っ提げ、メタルの本場である海外へ飛び出したことが功を奏し、海外から先に火が付いた日本人アーティストとしてはめずらしいパターンです。
BABY METALは日本でも人気がありますが、いち早く海外のメタルファンにも支持され、日本発の新しいアーティストということで受け入れられたBABY METAL。
その斬新なアイディアに目が行きがちですが、メンバーの脱退などもありながらBABY METALというオリジナリティをさらに追及していこうとするメンバーの姿勢がファンを惹きつけるのかもしれないですね。
そして、忘れてはいけないのがメタルの音楽の部分を支え世界にも称賛される神バンドの存在ですが、世界から支持される理由がここにもあるのではないでしょうか。
結成から早くも10年が経ちましたが、まだ20代のSU-METALとMOAMETAL。この先BABY METALがどんな進化を遂げていくのか目を離せないですね。